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    かき揚げ蕎麦に会いづらい西新宿は不毛地帯

    長時間の座り続けに食欲萎えて
    迎えたランチタイムのお待ちかね感のなさに辟易
    けれど何を食べとこうかと考えると
    必ずかかる天秤は スタバか蕎麦かの二者択一
    その瞬間 蕎麦だろ蕎麦 という啓示
    愛だろ、愛 なみに脳天直撃セガサターン(古い)
    コピーライターのチカラは絶大

    さて そんな思案のもと
    イイ蕎麦なんて枯れ果てている西新宿のあの界隈
    いつものあの 大橋や にでもするかと
    歩みを進める 花粉舞い踊る青梅街道
    ふと右手を見ると 蕎麦の写真
    ああここにもあったよね 入ったことはないけれど と
    足を踏み入れたのが 柏木ふじ家 というお店

    ほわんと漂うタバコの香り 分煙禁煙ともに無し
    なんでもランチセットがお得と見えたけれど
    蕎麦+天丼とか 炭水化物のフォーメーション攻撃に
    イマイチそそられない者としては
    普通のメニューから頼みたく候
    そこで恒例 かき揚げ蕎麦を探してみたものの
    どこにも見当たらず さてどうしようと思ったところ
    先頃 極私的にブームの様相を呈していた
    鴨せいろをみつけたため それにした

    運ばれてきた鴨せいろ 鴨は薄手でツユはずいぶん甘め
    蕎麦の盛りはまあよくある ちょいと少なめ
    食べてみると少し苦手な ツナギ多めのぷりぷり感あり
    特別まずいわけではないけど 
    やはり良い蕎麦不毛地帯の西新宿を痛感する
    けれどひとつ なんだかわかりづらいデザートが
    お盆の端っこにのっていて 嬉しさは50円拾ったくらい
    黒蜜と蕎麦の実がかかっているそれは乳白色
    葛餅かとおもってスプーンですくうと 粘着質な柔らかさ
    ちょうど ういろうと船橋屋のくず餅を 
    足しても割らずにそのまま出た感じ
    上にのった蕎麦の実は煎ってあるのか 
    アーモンドのようにカリカリしていて 
    それと黒蜜の混ざったのが良い具合だった

    隣のテーブルにいた2人連れのサラリーマンが
    いかにいかがわしい店の代金を 
    領収書を使って経費で落とすか 
    先輩サラリーマンの匠の技とは!などなど
    油っぽい話をしていた

    そんな 西新宿の遅い昼
    柏木ふじ家 も 
    トウキョウ イタコ蕎麦 もしくはかき揚げ図 に
    絶賛ぶちこみ済み


    より大きな地図で トウキョウイタコ蕎麦もしくはかき揚げ図 を表示




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    かき揚げご無沙汰でもついに関西蕎麦に手を出す

    近ごろとんと かきあげ蕎麦やらふつうの蕎麦やら
    食べていないなあと先月末に思っていたら
    怒濤の蕎麦食いラッシュ到来
    そしてなぜか 鴨せいろが心に旋風巻き起こす

    去る2.27 東京マラソン開催日だということも忘れ
    録り残した前説を録音しに東銀座へ
    建て直し中の歌舞伎座前に出ると 大通りはマラソンコース
    この日の銀座は 地下を通ってしか
    移動できなかったのでありました

    さて 無事に録音を終えてこの困難な道のり
    なぜかどうしても蕎麦が食べたくなって
    地下をくぐりぬけてたどりついたのが
    明月庵 ぎんざ田中屋本店 ついた途端に
    なぜかアタマに鴨せいろが浮かんだ なので頼んだ
    運ばれてきた鴨せいろ やっぱり上品な店の鴨は上品な肉模様
    つゆはだいぶ濃いめで けっこう鴨の油が出ている
    お蕎麦の盛りは 上品な店だけあって上品め
    蕎麦がつゆに負け気味な気もしたけど 鴨だしな鴨じゃあ仕方ねえ
    なんて独りごちて 蕎麦湯をいれたら 濃厚なスープ
    ちょっとお高めではあるけれど おいしかった

    その次の日
    もう我慢ならん 京都出張前には今日しかない!と
    いつものあの店あの人に散髪してもらいにいく
    予約するときのメールで 男前にしてくれと頼んだら
    男前にしてやるとの返事なので 
    伸びきったアタマを抱えて恵比寿へ向かい しっかり男前にして頂いた
    その後 差し入れのドーナツ食べてけとのことで
    いつもの如くのらりくらりとお店の皆様と歓談
    すると担当 蕎麦食べたいなあ のひと言をもらす
    それで蕎麦を食べにいくことにした
    しかし時間が時間だけに 昼休みに入っていたりで
    目星を付けていた店がやっていない 
    あきらめきれず仕方なく 雨降りの中 商店街の小さな蕎麦屋に
    そしてまたここでも 鴨せいろスイッチ入り +ビール
    店のおじさんはヒマだったようで 韓国ドラマに夢中だったが
    そこをせこせこ 二人分の鴨せいろを作ることとなった
    出てきた鴨せいろ 蕎麦は細めで けっこう途切れ途切れ
    あらこれはなあ と思ったが 食べてみると思いのほか食感はあった
    つゆは明月庵ほどではないけど濃いめ
    そこに赤身が多めで少し固い鴨が幾枚か
    寒い身にはその温かさはおいしく 髪を刈られた首筋も暖まる
    ビールも美味しく呑めた
    そしてこの店はおそらく恵比寿 丸屋 

    さて その次の日早朝に家をでて いざ京都南座へ
    舞台稽古を最初から行こうと思ってその時間だったけれど
    その前のリハが前日からこぼれていて始まらない
    始まらなくて数時間 終わりそうもなくて数時間
    空腹に耐えきれなくなって イヤホンガイドの方々と
    南座すぐ目の前のやぐ羅というお蕎麦屋さんに
    関西へはまだ数えるほどしか来たことがないので
    関西の蕎麦を食べたことがない
    ここでは にしんそば が名物だということでそれを頼む
    すると 薄めの色のつゆに蕎麦 その上に にしんが半身載っている
    それはもちろんナマではなくて 身欠きにしんを甘めに味付けしたもの
    ほええ これがにしんそば!と思いつつ箸をつけると
    ほろっと崩れるやわらかさ でも干して煮てなので身はしまりぎみ
    お蕎麦と一緒に食べる というのもなかなか難しく
    交互に蕎麦とにしんを往復する感じで食べすすめる
    にしんの甘い味が 蕎麦とぴっっったり合うのかといえば
    さほどぴっっったりでもない 
    おいしいけれど 名物として食べる感じだと思った
    そして100円引き券もらって ほくほくしながら南座へ戻った
    それから舞台稽古が始まったのはまた数時間後でありました

    と ここまで3日連続 江戸~京都で蕎麦を食べたことになり
    その後 2日ほど開け 京都滞在最終日 

    獨道中五十三驛も2日目
    序幕チェックして二幕目と大詰は楽しんで
    皆様にご挨拶をして南座を早々後にした
    なぜなら次の日 義太夫教室の発表会が江戸であるから
    家族へのお土産を買いに 錦市場をふらふら歩く
    でもお腹がすいたので 錦市場のスグ近くに
    京都でお坊さん修行中の友人が
    オススメしていたお蕎麦屋 らしい お蕎麦屋
    本家尾張屋 錦小路店を見つけたので入った
    真新しい大きなお店で ちょっとびっくり
    壁にかかったメニューを見てれば鴨せいろがあったのに
    よくわからない浮かれ心で 卓のメニューを見ていたので
    天ぷらそばを頼むことになった
    今の時間のサービスだと そば餅 というおまんぢゅう貰う
    わくわくしながら待って でてきた天ぷらそば
    つゆの色に衝撃 まさに関西風うどんのおつゆみたい
    そしてふわっと強くカツオが香るカルチャーショック
    つゆをすすってみると 本当に醤油っけがほとんどない
    いくらでも美味しくのんでしまえる味
    これにお蕎麦はどんなだろうと食べてみる
    お蕎麦自体 すごく蕎麦の香りが強いわけではなかったけれど
    品のある感じ そしてこのつゆ やっぱりカルチャーショック
    知らない食べ物を食べているみたいな気になった
    おいしいんだけど 江戸の蕎麦に慣れていると不思議
    うどんのようなごくシンプルな味わいのものに 
    薄い色のつゆは本当にぴったりだと思う
    でも蕎麦みたいに案外頑固な輩には もうちょっと濃いのがいいかも
    とも思った でもしっかりつゆまでたいらげた
    忘れていたけれど 天ぷら 別盛りになっていて
    エビが2本 ししとう2本 海苔1枚
    裏側の衣がちょっとしっとりしてしまっていたのは残念だったけど
    あとはかりかりさくさく おいしかった

    いや これ せいろの蕎麦のつゆはどうなってるんだろう
    今度は温かい蕎麦ではなく 冷たいのをぜひ食べてみようと思う

    そんな蕎麦カルチャーショック話もまとめて
    ついに京都にまで進出果たした トウキョウイタコかき揚げ図
    しかし近ごろまったく かき揚げ蕎麦を食べていないため
    地図名あらたに トウキョウイタコ蕎麦もしくはかき揚げ図
    となって以下へはっつけ おっつけかき揚げも必ず


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