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    らぶすーさいどヨコハマ

    今日はとてもとても楽しみにしていた
    杉本文楽 曾根崎心中 を観に行った
    三月にかの大震災によって中止 実に残念と思っていたところ
    八月に復活との情報を聞いて にやにやしながら今日を迎えた
    LOVE SUICIDE SONEZAKI
    こう聞くとなんだか ブルーライトヨコハマ的
    ♪町のあかりが 消えたチャンスで 心中
    ラブスーサイド そね~ざき~♪


    ↑これは三月の時のポスター画像(日付あたりが違うだけ)

    劇場に入ると舞台は一面真っ黒で その真ん中にひと筋
    ライトで照らされた花道が 舞台奥から 
    前方客席の途中まで 中央を突っ切っていた
    そして上手と下手の両側に 太夫と三味線の並ぶ 床
    普通 文楽はさほど奥行きのない空間でやるので
    この感じにとてもわくわくし始めた
    なおかつ友人のおかげで その黒い花道の突端の横という
    とてもすてきな席を買えた為 
    鼻血が出るかにやにやしっぱなしかの瀬戸際に追い込まれる
    さらに開演直前に隣に座った男性
    ぱっとはわからなかったが もしや?と思ったところ
    周囲の知り合いらしきお客などの反応により その男性
    今回演出を手がけている 杉本博司さんご本人だと判明
    なんとなく緊張して 自席内でそっと体を左によせ 
    杉本さんとの距離を作ってしまった私は かなりの小心者
    寝てしまったらどうしようなど 余計な心配が頭をよぎる

    そんなこんなしているうちに照明が消えて真っ暗闇
    そのうち淡い光が見えて それが次第にくっきりとしていく
    しばらくすると 花道には実はすっぽんがあって
    あがってくる ほんのり光を帯びた頭(とてつもなく失礼)と思ったら
    三味線弾き人間国宝の鶴澤清治さん
    夢の始まりのような けれどきりっとした音が始まって
    曾根崎心中 開幕
    そこから実にうっとりとするような時間が始まった

    現行の文楽の曾根崎心中は 近松門左衛門が書いた原文ではなく
    その原文が初演以来308年振りに蘇る というところが眼目とのこと
    それと同時に お初の「観音廻り」の場面が復活

    とはいえ 曾根崎心中は江戸時代に上演禁止になったいきさつがあって
    そういった場面をどうやっていたかが わからないらしい
    そこを逆手に取って 杉本博司さんが古典を現代化というのか
    さっぱりと感覚を着替えさせて上演してみせた 

    とりわけとても気に入ったのは その黒い花道を奥からひとり
    お初が観音廻りをしながら 客席の方へとじょじょにやってくるところ
    桐竹勘十郎さんが黒衣に身を包んで 一人遣いでやった
    舞台には大きなスクリーンがふたつ左右に
    客席へ向け「ハ」の字になるようにつり下げてあって
    その真ん中を黒い花道が通っている 
    スクリーンにはお初の表情や 詣った先の観音やら
    そういったものが映し出されるのだけど そこはいいとして
    この「観音廻り」の場面は ただただお初が観音さまにお詣りをしながら
    奥から客席の方へと ゆっくりゆっくり歩いてくる
    ラヴェルのボレロとか スティーヴ・ライヒのような感覚
    これがとても気に入った

    そして全編に渡って お初と徳兵衛の愛と性愛の表現が 
    いっそう艶かしく 心中が今までで一番 色気があり魅力的だった
    「いやあ 心中ってほんとにいいですね」(みずのはるお風)

    余談なれど お初徳兵衛の心中した天神 露天神で
    だいぶ前に縁結びのお守りを買ってみたのだが
    未だ心中したくなるような相手に出会ったためしがない
    むしろ誰とも心中なんてしたくない
    死ぬ時はぽっくり死んで あとはみんなで宴会してほしい
    こんなところでぷち遺言

    そういった感じ(?)で 杉本文楽 曾根崎心中 
    観てよかった 体感してよかった 一日でありました

    その後そのまま上機嫌で 横浜トリエンナーレのうち
    BANKARTだけ行ったのだけど その話は先送り

    ♪町のあかりが 消えたチャンスで 心中
    ラブスーサイド そね~ざき~♪

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    Comment

    しろごまたろう

    ぞくぞく感がつわったと共に、そこにいてはったことがとても羨ましく思うのです。スギモトマジック。やっぱり末恐ろしい。
    今度梅田行ったら、そねーざきー口ずさんでみますわ
    • URL
    • 2011/08/17 03:40

    いいむらえりこ

    ぜひとも!らぶす~さいどそね~ざき~
    • URL
    • 2011/08/18 02:21

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    わたしのこと

    いいむらえりこ

    Author:いいむらえりこ
    歌舞伎のイタコ修行中
    義太夫手習もそろそろと
    マイ・ハンダごては2本所持
    お坊さんとの遭遇が私のユンケル

    墓に片足つっこんだ話

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