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    拍手について混乱した人物による拍手への考察

    幕が開いたら拍手する

    のは 誤りだという話を聞いて びっくりした
    あまりに私がもの知らぬだけではあるのだが 歌舞伎

    いままでそんなこと意識したことなく
    拍手したり拍手しなかったり 雰囲気にのっていたが
    人の未だいない舞台に 幕が開いただけで拍手することにびっくり
    しているとハッキリのべることにびっくり

    そこでふと思ったことを羅列 だから混乱必至

    オーケストラ
    団員は舞台にずらずらあがっていき
    コンマスの合図で始めるチューニング
    終わればなんとなく整って 指揮者が出てきて観客は拍手
    促された団員は立って客席へ向いて さらに拍手うけ
    促されて座り直し 会場の静まるのをまって音楽始める
    オペラであれば 舞台に幕はなく すでに世界が見えている中
    オケピに指揮者が登場すると 拍手が起こってあとはコンサート同様

    そうそう多くは接してないが現代の演劇
    劇場の使い方によるのかもしれないが 幕のあるのを観たことがない
    舞台は客席に入った時点からそこにあって
    役者もすでにそこにいたりいなかったり 時間や場の空気から物語が始まって
    拍手を始まりにすることがなかった 経験上

    じゃあ幕があいて拍手が起こる状態はなんなのか
    オーケストラの前に指揮者が立つのと一緒で
    これから始まる ということが明示されているように感じるからか
    わーこのレストランすてきーと心沸き立つ中
    今日のコースはこんなメニューですけどいかがスか
    あ それでよござんす やっておくんなまし
    客席とは違う 舞台上に広がった世界に対する感銘
    これからやる人々への期待と提示された世界に対する礼儀の拍手
    舞台上の世界自体を 観るべき価値ある見せ物としてとらえている てことか

    では一方 人のいない舞台に対する拍手が誤り
    となる考えはどういったものか
    何に対して拍手が起こるかを上記のように考えたとするなら
    舞台上に広がった世界 色気なく言って舞台装置を"特異なもの"
    観るべき価値ある見せ物 としてみなしてはおらず
    観るべき価値は これから始まる物語とそれを体現する人の芸に置いていて
    ここに何十年来ある馴染みの寿司屋へ行ったらば 
    今日は上物のサバが入ったからって
    うまいシメサバとサバの握りとサバ味噌とあら汁でサバサバづくし
    次に行ったら立て替えてはいたが 
    いつものオヤジはいつものオヤジで馴染みのまま
    だけどその日はウマい貝ばかりが手に入ったからって
    赤貝の握りにアワビの刺身 〆は蛤のお吸い物とアサリご飯で大満足

    みたいなことか え なに 大衆のものか セレブ向けかってことなのか
    大衆のものだった歌舞伎が高尚になって
    セレブ向けだとすっかり定着してしまった というそのことが
    幕が開いたら拍手する という現象を生んだってことか
    って思ったけど いろんなところが破綻してる
     
    そんなことよか 今ものすごく アサリご飯が食べたくなった夜な夜な3時
    だから必殺 投げやりやり逃げ
    追われるなら逃げたい 逃げるなら追いたい ただし途中まで

    おやすみなさい


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    Author:いいむらえりこ
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