スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    京都ひとり競歩旅行・序

    新幹線に初めて乗ったのは 高校の修学旅行のときだった
    親戚が東京と千葉ばかりなので 鈍行万歳
    そもそも海外旅行はおろか 国内旅行も大して行かなかったので
    というより 国内旅行はたいてい家族で行く場合
    上高地 乗鞍 そんな山の方ばかりだったので 
    いつも車 新幹線ご無用の旅路でありました
    だからなのか その後仕事にからんで時折新幹線に乗ると
    異様にうきうきしてしまう
    地上15センチを浮遊して進むような すっとした乗り心地が
    もう堪らんとばかりに最近は おとものビールがすすむすすむ
    ひと月前の名古屋ひとり日帰り観劇の旅で とりわけ味をしめた

    そして先日 今度はお仕事で名古屋遠征
    ならばついでに京都まで足を伸ばそうってのがニンジョウ
    ちょうど南座で玉三郎さんの舞踊公演もあることだし
    思いついたら即実行 いんてるねっとで安宿さがして予約した
    その当初はぎりぎり2泊3日京都旅行 のはずだったが
    それはたんまり甘い読みで 名古屋滞在が1日伸びて 結局
    1泊2日 京都滞在はほぼ24時間 ということになってしまった
    当然 玉三郎さんは観られず ゆっくりもできない
    旅の目的をどこへやろうと思ったけれど 
    もとから玉三郎さんだけが目的にあらず 
    友人が京都のお寺で修行している上 そのお寺には安珍清姫の伝説
    釣り鐘が安置されているということだから 行ってみよう
    という目的もあったので 1泊だってずんずん行ってやらあと
    たいそうなお楽しみの心持ちで 名古屋3泊4日仕事を終え
    またもや新幹線にのって京都へ向かった

    京都に着いたのは午後4時をまわった頃
    宿は西陣のゲストハウス その名も金魚家
    ドミトリー(相部屋)一泊朝食付き3,200円でとっていたので
    京都駅から二条駅まで向かい そこからバスにのった
    バスに乗らない生活を営んできたので バスの乗り方がイマイチわからない
    後ろから乗るのか前から乗るのか そして料金はいくらなのか
    小銭がなかったらどうしよう 走るバス内 人をかき分け
    運転手さんの近くまで行ってじゃらじゃら 両替するのがめんどくさい
    それに降りたいところで勝手に降ろしてくれりゃいいのに
    降りる手前で自己主張 意思表示のブザーをならさなきゃいけないのが
    とてもめんどくさい とりあえずバス めんどくさい
    という人間なので バスに乗る前には非常な緊張感にさいなまれる
    しかしここでバスに乗れなきゃ 立派なオトナになれないぞ とは
    誰が言ったか言わないか 頭の中の独り言だけれども
    そう思ったのでオトナしく オトナぶってタクシー使うこともせずに
    ちゃんとバスに乗って 人をかき分けて じゃらじゃら両替して
    「乾隆校前」というバス停で降りられた時には
    たしかにオトナの階段を2段飛ばしぐらいで登った気がした

    そんな苦しい思いの末 たどり着いた「乾隆校前」バス停から
    宿の方からあらかじめ持って来るよう指示された
    宿までの地図に沿って 住宅街に入っていった
    nishijin.jpg
    西陣と言えば西陣織 工房がここそこにあるけれどもはや日暮れ
    仕事を終えて夕飯の支度をしているような匂いがしていた
    屋根の上に瓦と同じような色をした ヒト型のものがおいてある
    あとで調べたら魔除けのための鐘馗さんなのだという
    古くて素敵な建物だと思うと やはり保護建築物のようなプレートがついている
    しかしすぐ裏手には最近作ったらしい いかにも住宅街な建物があったりで
    思っていたほど風情がたっぷりあるわけではなくて 新旧混在
    近い未来には本当に普通の住宅街になるだろうなという雰囲気
    けれどこういったことは旅行者の身勝手な思いめぐらし
    どこへ言ってもそうだけれども 住んでる人にとっては
    時に古いことが問題になったりするだろうから 
    変わっていくのは仕方ないことでもあるだろなと考えながら 角を2つ曲がる
    そうして その日一晩の宿金魚家についた
    kingyoya.jpg
    たいそう重い引き戸を開けて中へ入る 
    縦に細長い土間の左側にカウンターがしつらえてあって
    誰もいないので ごめんください
    するととても背の高い メガネの若い男性がでてきた
    予約した旨を話し 宿代を払う 
    ちょっと雑談しながら 夕飯を食べられるいいお店をきくと
    周辺の地図を出して おすすめのカフェやわらびもち屋
    古い銭湯などを教えてくれた
    そして案内のままに中へ入っていくと 初・町家の内部
    とても暗いけれど入ってくる光は柔らかい
    kingyoyadoma.jpg
    靴をぬいで上がるとさらに暗く 短い廊下の先には6畳間
    その先には 古いガラス特有の穏やかなゆがみの向こうに
    kingyoyanakaniwa.jpg
    小さな庭
    kingyoyanakaniwa2.jpg
    その庭に沿った縁側廊下へ出て お風呂場とトイレがある
    きっと冬は寒いだろうとは思うけれど
    こんな家だったらいいなあと 陰影礼讃
    女性ドミトリーは二階ということで 急な階段を登っていく
    メガネのお兄さん ほんとに でかい
    町家を保護したくて 町家でゲストハウスを始めたらしいが
    このお兄さん もし町家で育っていたならば 
    こんなに大きくなれなかった気がした
    そしてドミトリー
    kingyoyaheya.jpg
    入り口には長い暖簾がかけてあって 中は4畳半くらいの広さ
    ゲストハウスのドミトリーは 2段ベッドが多いけれど
    ここは敷き布団に衝立つきで 建物にも合ったよい風情
    向こうには70センチほどの壁と障子戸で区切れる 2畳ほどの
    半個室のようなところがあったが 聞いてみるとそこも
    このドミトリーの一部で すでに10日ほど滞在している
    絵を描く女性が使っているという
    そしてその半個室のようなところに近い寝床にも
    一人泊まっているらしかったので その隣
    部屋の角に荷物を置いて そこを今晩の寝床に決めた

    ずいぶん長くなったので 京都ひとり競歩旅行 つづきはまたあとで







    Pagination

    Trackback

    Trackback URL

    http://tokyoitaco.blog83.fc2.com/tb.php/54-44acac32

    Comment

    Post Your Comment

    コメント登録フォーム
    公開設定

    Utility

    わたしのこと

    いいむらえりこ

    Author:いいむらえりこ
    歌舞伎のイタコ修行中
    義太夫手習もそろそろと
    マイ・ハンダごては2本所持
    お坊さんとの遭遇が私のユンケル

    墓に片足つっこんだ話

    05  09  08  05  04  03  02  01  12  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08 

    さがしものはこちらから↓

    きゅうりであるQR

    QRコード

    ブロとも申請したい稀有な人へ

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。